システム開発・インフラ構築のディ・アイ・システム

スマホアプリ開発

お客様との絆を深めるスマホアプリを開発
IT専任担当がいない中で全面的にサポートし完遂

赤字経営から黒字化、復活への道を歩むドムドムハンバーガー。運営会社のドムドムフードサービスは、お客様との関係強化に力を注いでおり、SNSの次にスマホアプリの活用に着手した。「クローズな世界でお客様との絆を深めたい」という同社の思いに応え、アプリ開発に携わったのがディ・アイ・システムだ。IT専任担当がいない同社を全面的にサポートしプロジェクトを完遂。同社は、ディ・アイ・システム伴走のもとスマホアプリを活用しコアなファンコミュニティの形成に取り組む。

株式会社ドムドムフードサービス
代表取締役社長
藤﨑 忍 氏

株式会社ドムドムフードサービス代表取締役社長藤﨑 忍 氏

01課 題・背 景

IT専任担当がいない中で、スマホアプリを開発し運用したい

コストを抑えながらも、スマホアプリを最大限に活用したい

スマホアプリの知識やノウハウがなくても、効果的なコンテンツを作りたい

「思いやり経営」で復活へ
お客様との関係性強化がカギに

1970年創業、日本初・日本最古のハンバーガーチェーンとして、長年愛されてきたドムドムハンバーガー。全盛期の400店舗から28店舗まで減少したドムドムハンバーガーが復活の兆しを見せている。ターニングポイントとなったのは、再建に取り組むドムドムフードサービスの社長として、2018年に藤﨑忍氏が就任したことだ。2021年3月期には黒字化を達成、2022年3月期も2期連続で黒字となった。経営手腕と新しい経営者像から、藤﨑氏はマスコミで取り上げられる機会も多い。

藤﨑氏が経営で軸としているのは、お客様、従業員、社会に対する「思いやり」の視点だ。「ドムドムハンバーガーは小規模であるが故に、お客様一人ひとりとの絆をつくりやすい点がメリットです。顧客エンゲージメントを高めながら、事業を拡大していくステップを踏むことが、今後の成長につながると考えています。お客様や従業員が幸せになるために、ドムドムハンバーガーで何ができるのか。そうした発想から施策を打つことで、結果的に数字(売上)がついてきます。出店計画も、フードコートといった顧客接点の拡大だけでなく、観光地の活性化を目指す浅草花やしき店、子供の健全育成に貢献する市原ぞうの国店など、社会的意義を重視しています」

思いやり経営では、他者の立場に立ってビジネスを捉えることが必要となる。ドムドムハンバーガーを愛するお客様の声を聞く手段として、SNSを活用しているという。「当社では、店舗やECサイトとともに、SNSで投稿してくださる方もお客様と考えており、投稿者の発言も営業施策に反映しています。ソフトシェルクラブを贅沢に丸ごと挟んだ『丸ごと!!カニバーガー』、美味しいアジフライを大胆に挟んだ『はみでる!アジフライバーガー』など独自性の高い商品の反響、イベント実施などに対する感想や評価が、SNSを通じてすぐに伝わってきます。また、情報の拡散により宣伝費をかけることなく知名度の向上も図れます。出店数が少ないため店舗には行けないけれど、応援したいという昔からのファンの声に耳を傾けることも可能です」(藤﨑氏)
ドムドムハンバーガーにおいて、SNSはオープンな世界でお客様との関係性を培う役割を担う。ドムドムハンバーガーのコアなファンづくりに向け、藤﨑氏が着手したのが、スマホアプリの活用だった。

02導入のポイント

ドムドムフードサービスの親会社におけるIT支援に対する、
ディ・アイ・システムの技術力と業務姿勢を評価。
さらにスマホアプリ開発の豊富な実績とノウハウが採用ポイントに

IT専任担当がいない中で
プロジェクトを全面的にサポート

ドムドムフードサービスがスマホアプリの開発パートナーとして選択したのが、スマホアプリをはじめとするシステム構築で豊富な実績とノウハウを有するディ・アイ・システムだ。ドムドムフードサービスの親会社であるレンブラント・インベストメントにおいて、ディ・アイ・システムがヘルプデスクで幅広くIT支援を行っていたことが、今回採用のきっかけとなった。ディ・アイ・システムは、「クローズな世界でお客様との関係を強化したい」というドムドムフードサービスの思いに応える提案を実施。提案内容が高く評価され、プロジェクトが動き出した。

ドムドムフードサービスのスマホアプリ開発で大きな課題となったのが、再建中の同社では高額投資は難しいということだ。ディ・アイ・システムは、コストを抑えながら同社の要望に応えるべく、クラウドサービスを積極的に活用。さらにIT専任担当がいない同社を全面的にサポートしプロジェクトをやり遂げた。「当初は、やりたい思いと現実との間でギャップがありました。当社の方針が二転三転する中で、当社と一緒にスマホアプリを作り上げていただき、ディ・アイ・システムにはとても感謝しています」(藤﨑氏)

▲ トップ画面

▲ メニュー画面

▲ クーポン画面

03効果

ディ・アイ・システムが全面的にサポートし、スマホアプリ開発を完遂。お客様との絆を深めるクローズな世界を実現

クラウドサービスの活用により、コストを抑制しながら、会員登録、クーポン配布、コンテンツ配信など基本機能を実装。ファンコミュニティ形成のベースに

ディ・アイ・システムが伴走し、スマホアプリの成長とともにドムドムハンバーガーの復活に貢献

ファンコミュニティ形成がテーマ
ECサイトとも連携しお客様満足度向上へ

2023年2月、ドムドムフードサービスが提供するスマホアプリがリリース。1つのアプリの中で、ドムドムハンバーガーと、同社の新業態ドムドムハンバーガーPLUS(プラス)両方にログインできる。「ドムドムハンバーガー PLUS銀座店」は、カツカレー発祥の洋食レストラン「銀座スイス」とのコラボ店舗となる。和牛100%のパティ、米粉バンズなど日本の食材を活かした最高のハンバーガーを目指している。クーポンの配信はドムドムハンバーガーのみ、アプリからの注文はドムドムハンバーガー PLUSのみと、それぞれの特徴に合わせた機能構成となっている。

ドムドムハンバーガーのコンテンツについて、ドムドムフードサービス 菱沼氏は話す。「クローズな世界だからできることを大切に、魅力的なコンテンツをつくっていきたいと思います。藤﨑社長と直接コミュニケーションができる場の提供、メニュー開発動画、ハンバーガーコンテストなど、ドムドムハンバーガーのファンコミュニティの形成が重要なテーマとなります」

今後は、スマホアプリとECサイトとの連携も図っていきたいと藤﨑氏は話す。「ECサイトでは、シンボルマークの象さん(どむぞうくん)やハンバーガーなどをキャラクター化し、アパレルや生活雑貨チェーンなど異業種コラボレーションによる商品がラインアップされています。スマホアプリで新商品の先行販売を行うなど、スマホアプリの会員に喜んでいただける企画も実施していきたいと思います」

同社のECサイトは、コロナ前には存在していなかった。その立ち上げは、まさに「思いやり経営」から生まれたものだ。「コロナ禍でマスク不足の中、従業員向けにどむぞうくんがワンポイントで入った『洗えるオリジナルマスク』を配布しました。お客様にも有償でお分けしたところ、大きな反響を呼び、急遽構築したECサイトにおいて初回は1分で完売、現在までに約17万枚を販売しています。今は、ECサイトで様々な商品を販売しており、EC事業の拡大はコロナ禍での黒字化に貢献しました。異業種とのコラボレーションなど、従来のファーストチェーンの枠を超えた『こだわらないチャレンジ』を行う企業イメージも定着してきました」(藤﨑氏)

スマホアプリのクローズな世界で
お客様との絆を深める

同社におけるスマホアプリの活用はこれからだ。
「ディ・アイ・システムとは、一緒に苦労していただく中で信頼関係を構築できました。今後も、当社とともにアプリを大きく育てるお手伝いをお願いします」 (菱沼氏)

同社の成長におけるスマホアプリの役割について、藤﨑氏はこう強調する。「ドムドムハンバーガーというブランドはお客様が育んできてくださったものです。それは、これからも変わることなく、当社の最大の強みです。スマホアプリの活用では、利便性だけでなく、お客様とのより強い絆づくりに役立てていきたいと考えています。ディ・アイ・システムには、スマホアプリやITの専門家としての観点からご指導いただきたいと思います」

「まじめにおいしい、楽しい、どむどむ」というコンセプトのもと、成長路線へと踏み出したドムドムフードサービス。ディ・アイ・システムは、同社のスマホアプリ活用に伴走し、同社の飛躍に貢献していく。

■株式会社ドムドムフードサービス
本社所在地
〒243-0018 神奈川県厚木市中町2-13-1
レンブラントホテル厚木3階
代表者
代表取締役社長 藤﨑 忍
設立
2017年4月27日
事業概要
飲食事業マネジメント
URL
https://domdomhamburger.com/

▲ドムドムフードサービス 藤﨑 忍 氏(中央)、
ドムドムフードサービス 菱沼 富敬 氏(左)、
ディ・アイ・システム 岩橋 一弥(右)

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